ランニングと聞くと、
「タイムを縮めたい」「フルマラソンに挑戦したい」
そんな目標を思い浮かべる方も多いかもしれません。
でも、実はランニングに「これが正解」という決まりはありません。
目的は人それぞれで、どんな理由で走ってもいいのです。
たとえば――
・気分転換のため
・健康維持やダイエット
・通勤前のルーティンに
・自分の時間を持つため
・新しい習慣として
など、どれも立派な理由です。
大切なのは、「自分は何を求めて走っているか」を知ること。
他の人と比べる必要はまったくありません。
走る目的は、あなたの自由なんです。
私は「気分転換」でした
私はもともと、サッカーやサーフィンといったスポーツが大好きでした。
自然の中で体を動かす時間は、心から楽しく、私にとって欠かせないものでした。
しかし、家族ができて生活が変わり、仕事も忙しくなる中で、
サッカーやサーフィンのためにまとまった時間を確保することが難しくなってきました。
趣味を続けたい気持ちはあるものの、
「この予定を入れたら家族と過ごす日なのに半日なくなる」と考えてしまう日々。
そんなときに出会ったのが、ランニングでした。
ランニングなら、空いた30分でも始められる。
自宅周辺ですぐランニングできる。
何より「自分のタイミングでできる」ことが、心のハードルを下げてくれました。
最初はただの気分転換として始めたランニングでしたが、
少しずつ、自分にとって欠かせない時間へと変わっていったのです。
自分らしく走ろう
SNSで走行距離やタイムをシェアしている人を見ると、
「自分はまだまだだな…」とか感じてしまうこと、ありませんか?
私自身、はじめは他の人のペースや走り方が気になっていました。
実際に、私も「もっと速く走れるようになりたい」と意識していた時がありました。
けれど、比べれば比べるほど、楽しむ気持ちが少しずつ薄れていったのです。
そんな時ふと、「自分はなぜ走っているんだろう?」と考えてみました。
その答えは、「気分転換」「健康維持」「ひとりになれる時間」など、
タイムや距離とは関係のない“自分の目的”でした。
それに気づいてから、
誰かと比べるのではなく、自分の心と体に目を向けることができるようになりました。
今は「今日は調子いいな」「少し季節の風が変わったな」
そんな小さな感覚を楽しめることが、私のランニングのモチベーションです。
私のランニングは、競走じゃない。
自分らしく走ればいいんです。